朝日地球会議10月2日

2/10/2017

 

朝日地球会議2017@帝国ホテル孔雀の間

 

12:00 岸田外務大臣お話

12:30 「グローバル化」と国際国家システムの危機 

ヴォルフガング・シュトレーク 著書「時間稼ぎの資本主義」

13:30 21世紀のポピュリズムと民主主義

ピエール・ロザンヴァロン 著書「カウンター・デモクラシー」

14:40 パネル討議 分断から共存へ

上記の先生方+ジェームズ・F・ホリフィールド 人の国際移動研究

コーディネーター 西村陽一

16:20 よしもとSDGs大喜利

16:45 SDGsで世界を変える

アミーナ・モハメッド(国連副事務総長)×国谷裕子

 

盛りだくさんな内容…と書いたところでそうでもなかった気がしますというのも、

「民主主義制度」「グローバリズム」「SDGs(今日はとりわけジェンダー)」

の3つが軸に(SDGsは16:20からやっとでてきたからほんの少しさわったくらい)なって話が展開されていて、それらを取り巻く周辺のお話ということで難しかったけど同じことを繰り返し仰っている印象でした。

 

いくつかキーワードが頭の中に残りました。

 

ピエールさん(フランス人)が何度も仰っていた「目に見えない人たちがどう自分たちを表現するのか」が、これから重要になって来ると。従来の民主主義のあり方が問われている今、新たなかたちの民主主義的なものが求められている中で、次の一手となるのがそれだというのです。もっと言うと、「個人の“生”を表現する世の中になる」「個人の語りによる発表」等々…。それらは「芸術」「映画」などの「文化」によって表現されるべきと。デモクラシーはまだ発展途上で、終わらせてはいけない。達成させるためのヒントとなるのがそういった「文化」だと仰っていました。

 

民主主義って多数決だから取り残されてしまう人がどうしても出てきてしまったり、微妙な差でも多い方が選択されて、ほぼ半分の納得いかない人がいる中で進められたり。。そんな中で「目に見えない人(具体的にどんな人とは仰っていませんでしたが)」とは少数派の「弱者」の意味合いももちろんあり、一方私が思ったのは、「多数派、少数派として括られるのではなく、一人ひとりをていねいに見ることの大切さに気付く」的なことなのかなぁと思ったり…。弱者でも、一人ひとりでも、表現することの大切さ。そして、その声を拾うことの大切さ。そのツールとして、映画とか芸術とかがヒントになるのでは?ということと受け止めたのですが。そこにはSNSとかテレビとか新聞とかメディアの力もあるのかなと思いつつ。

 

ポピュリズムがキーワードとして出てきましたがそれは勉強不足で言及できそうにありません。同時進行で調べましたが、つまりはトランプさんのような流れ。。ヒーロー(んー…ヒーローじゃなくてエリート層?)をディすって台頭する感じ……(笑)私、ヒーローをディスりたくなるひねくれ者なので気持ちはよくわかるのですが(笑)どんなヒーローかにもよりますよね。歴史を俯瞰しても、貴族を倒すヒーローが現れては腐敗し、大衆からまた新たなヒーローが誕生しまた腐敗し…。

 

はい、SDGs大喜利。よしもとの芸人さんたちによる。

それまでのかちかちのお話からの、いきなり底辺のような話になってギャップが既におもしろかったww

お笑いは大好きだし、世界に絶対必要なものだと思うのは多分私だけでしょうけども、

笑わすことを仕事にする芸人さんたちは素敵で尊敬です。

SDGsの普及にあたり国連の人が吉本興業にお願いしたこともあって、芸人さんたち普及活動してくれています。

そうすると、環境問題とかに興味がまったくない人たちにも、SDGsの考えが伝わります😊しかも、楽しい感じにSDGsを普及させていく試みにも、好感を持ちました。

SNSとかでジェンダーに触れた鬼奴さんの話とか見てると、なんか、いいことしているという意識もきっとあることだろうし、お笑いやってて、芸能人やっててよかったなーとも思うんだろうな。。いいなー芸能人、と思いました。影響を与えることのできる人。

 

 

そしてやはりですね、メディアの力が大きいこと、強調されていました。朝日新聞が主催だからそれ言ってって言われてるのかもだけどw

私もそう思うわけです。国連職員さんのドキュメンタリー見て、将来国連職員として働きたいと思う人もいるわけで。私もテレビっ子世代ですし。新聞に載っていた南スーダンの悲惨な子どもの姿を見て将来が決まった人もいる。

 

グローバル化した社会で、物理的には遠いまま、だけれども状況だったり様子が簡単に見える化されることが急速に早まって、、いる。それはメディアのお陰(せい?)です。それがまたグローバル化を促進していたりするのかもしれないけど。ぐるぐるぐるぐる。

 

 

そして。ジェンダー

完全に本音、私の黒い腹にある本音を、立場もわきまえず言うと、女性の立場をあげる日本の取組ついては完全に賛成できない部分があります。(今の流れというか、)

女性がひどい差別的状況に置かれていた日本の過去について知らないから、こんなことが言えるのだと思いますが、ですが、議員さんたちをみていても、今の日本の女性が優秀だと思いますか。女性が選ばれない理由がそれなりにあるわけです。政界のみですけど。優秀な女性は海外に行ってしまったり見えないところで社会を支えています。

何でもかんでも女性議員を増やす勢いで進めるとまた城を傾けるような女性がでてきちゃうわけで、失敗して、「やっぱり女性はだめなんだよ」てなります。

どこかの調査で144カ国中111位というジェンダーの平等さの順位をたたき出した日本ですが、評価基準が管理職とか議員数とかですよね。そんなんじゃ測れてないし、そういうところにいる女性は実際少ないし。管理職、議員さんが100パーセント優秀な人がなるわけでもないですよね…。だからあんまりこの順位は当てにならないし気にすることもないというのが持論です。

ジェンダーをめぐる日本の政策としては(議員さんを増やす場合)

・いかに優秀な女性を政治に向かわせるか(彼女を説得できるか←だいたいやりたくない)

・政治が、目指したくなるような魅力的な職業である必要性

・数ではなく質

とか、根本的な部分から女性をどう増やしていくか考えないとな気がします。

 

 

で、最後に、この会場にいない人たちにどうSDGsの考えを知って、理解してもらうかがこれからの課題ですよねってなって終わりました。

 

いっちばん印象に残ったのは、

同時通訳さん。

 

すっっごく大変そうでした。勇敢に、身を削って、言語の違いに立ち向かっていました。

フランス語同時通訳の男性は、途中で「、、ね?💦(何と無くわかるでしょ?)」と同意を求めてきました。

 

お陰で不自由なく、お話を聞くことができました。コミュニケーションの架け橋となる、通訳さん、かっこいいです。

 

 

おもしろかった^^