怒り
ひらひら舞い降りて、踊るよ
なんの意味もないと思えるこの世界で
ひらひら儚く踊るよ
でも力強く
たましい削れても、大丈夫
みんな一緒だから
その感情はどこから来るのか考えよう
愛は悲しみへ
悲しみは怒りへ
怒りは愛へ
嘘と本当の間をいったりきたり
それでもぐるぐる回りつづける
本当の仮面かぶって生きたって
ぜったい幸せにはなれないんだから
本当じゃないこともあるんだって
確かなことは曖昧で
掴みかけた手からすり抜ける
それでも生きる意味を探し続ける
彷徨い続ける寒い道
あなたの影を追いながら
惹き込まれる世界は
あなたのいない世界
朝日地球会議10月2日
2/10/2017
朝日地球会議2017@帝国ホテル孔雀の間
12:00 岸田外務大臣お話
12:30 「グローバル化」と国際国家システムの危機
ヴォルフガング・シュトレーク 著書「時間稼ぎの資本主義」
13:30 21世紀のポピュリズムと民主主義
ピエール・ロザンヴァロン 著書「カウンター・デモクラシー」
14:40 パネル討議 分断から共存へ
上記の先生方+ジェームズ・F・ホリフィールド 人の国際移動研究
コーディネーター 西村陽一
16:45 SDGsで世界を変える
盛りだくさんな内容…と書いたところでそうでもなかった気がしますというのも、
「民主主義制度」「グローバリズム」「SDGs(今日はとりわけジェンダー)」
の3つが軸に(SDGsは16:20からやっとでてきたからほんの少しさわったくらい)なって話が展開されていて、それらを取り巻く周辺のお話ということで難しかったけど同じことを繰り返し仰っている印象でした。
いくつかキーワードが頭の中に残りました。
ピエールさん(フランス人)が何度も仰っていた「目に見えない人たちがどう自分たちを表現するのか」が、これから重要になって来ると。従来の民主主義のあり方が問われている今、新たなかたちの民主主義的なものが求められている中で、次の一手となるのがそれだというのです。もっと言うと、「個人の“生”を表現する世の中になる」「個人の語りによる発表」等々…。それらは「芸術」「映画」などの「文化」によって表現されるべきと。デモクラシーはまだ発展途上で、終わらせてはいけない。達成させるためのヒントとなるのがそういった「文化」だと仰っていました。
民主主義って多数決だから取り残されてしまう人がどうしても出てきてしまったり、微妙な差でも多い方が選択されて、ほぼ半分の納得いかない人がいる中で進められたり。。そんな中で「目に見えない人(具体的にどんな人とは仰っていませんでしたが)」とは少数派の「弱者」の意味合いももちろんあり、一方私が思ったのは、「多数派、少数派として括られるのではなく、一人ひとりをていねいに見ることの大切さに気付く」的なことなのかなぁと思ったり…。弱者でも、一人ひとりでも、表現することの大切さ。そして、その声を拾うことの大切さ。そのツールとして、映画とか芸術とかがヒントになるのでは?ということと受け止めたのですが。そこにはSNSとかテレビとか新聞とかメディアの力もあるのかなと思いつつ。
ポピュリズムがキーワードとして出てきましたがそれは勉強不足で言及できそうにありません。同時進行で調べましたが、つまりはトランプさんのような流れ。。ヒーロー(んー…ヒーローじゃなくてエリート層?)をディすって台頭する感じ……(笑)私、ヒーローをディスりたくなるひねくれ者なので気持ちはよくわかるのですが(笑)どんなヒーローかにもよりますよね。歴史を俯瞰しても、貴族を倒すヒーローが現れては腐敗し、大衆からまた新たなヒーローが誕生しまた腐敗し…。
それまでのかちかちのお話からの、いきなり底辺のような話になってギャップが既におもしろかったww
お笑いは大好きだし、世界に絶対必要なものだと思うのは多分私だけでしょうけども、
笑わすことを仕事にする芸人さんたちは素敵で尊敬です。
SDGsの普及にあたり国連の人が吉本興業にお願いしたこともあって、芸人さんたち普及活動してくれています。
そうすると、環境問題とかに興味がまったくない人たちにも、SDGsの考えが伝わります😊しかも、楽しい感じにSDGsを普及させていく試みにも、好感を持ちました。
SNSとかでジェンダーに触れた鬼奴さんの話とか見てると、なんか、いいことしているという意識もきっとあることだろうし、お笑いやってて、芸能人やっててよかったなーとも思うんだろうな。。いいなー芸能人、と思いました。影響を与えることのできる人。
そしてやはりですね、メディアの力が大きいこと、強調されていました。朝日新聞が主催だからそれ言ってって言われてるのかもだけどw
私もそう思うわけです。国連職員さんのドキュメンタリー見て、将来国連職員として働きたいと思う人もいるわけで。私もテレビっ子世代ですし。新聞に載っていた南スーダンの悲惨な子どもの姿を見て将来が決まった人もいる。
グローバル化した社会で、物理的には遠いまま、だけれども状況だったり様子が簡単に見える化されることが急速に早まって、、いる。それはメディアのお陰(せい?)です。それがまたグローバル化を促進していたりするのかもしれないけど。ぐるぐるぐるぐる。
そして。ジェンダー。
完全に本音、私の黒い腹にある本音を、立場もわきまえず言うと、女性の立場をあげる日本の取組ついては完全に賛成できない部分があります。(今の流れというか、)
女性がひどい差別的状況に置かれていた日本の過去について知らないから、こんなことが言えるのだと思いますが、ですが、議員さんたちをみていても、今の日本の女性が優秀だと思いますか。女性が選ばれない理由がそれなりにあるわけです。政界のみですけど。優秀な女性は海外に行ってしまったり見えないところで社会を支えています。
何でもかんでも女性議員を増やす勢いで進めるとまた城を傾けるような女性がでてきちゃうわけで、失敗して、「やっぱり女性はだめなんだよ」てなります。
どこかの調査で144カ国中111位というジェンダーの平等さの順位をたたき出した日本ですが、評価基準が管理職とか議員数とかですよね。そんなんじゃ測れてないし、そういうところにいる女性は実際少ないし。管理職、議員さんが100パーセント優秀な人がなるわけでもないですよね…。だからあんまりこの順位は当てにならないし気にすることもないというのが持論です。
ジェンダーをめぐる日本の政策としては(議員さんを増やす場合)
・いかに優秀な女性を政治に向かわせるか(彼女を説得できるか←だいたいやりたくない)
・政治が、目指したくなるような魅力的な職業である必要性
・数ではなく質
とか、根本的な部分から女性をどう増やしていくか考えないとな気がします。
で、最後に、この会場にいない人たちにどうSDGsの考えを知って、理解してもらうかがこれからの課題ですよねってなって終わりました。
いっちばん印象に残ったのは、
同時通訳さん。
すっっごく大変そうでした。勇敢に、身を削って、言語の違いに立ち向かっていました。
フランス語同時通訳の男性は、途中で「、、ね?💦(何と無くわかるでしょ?)」と同意を求めてきました。
お陰で不自由なく、お話を聞くことができました。コミュニケーションの架け橋となる、通訳さん、かっこいいです。
おもしろかった^^
「国際オーガニックEXPO2017」~国際認証とSDGs~
パシフィコ横浜で8月24日、25日、26日の3日間で開催された「国際オーガニックEXPO2017」へ25日、行ってきました。
会場はありとあらゆるオーガニック製品で、どこを見ても「オーガニック」。会場にいるだけで身体によさそうな、健康になるような雰囲気でした。
オーガニックマルシェには地方の有機野菜や美容コスメなどが販売されており、主催者企画ゾーンには食品から家具、お酒、ペット用品までが出展されていました。
たくさん目移りしながら歩き回っていましたが、15時からの博報堂広報室CSRグループ推進担当部長の川廷昌弘さんと、エシカルライフアドバイザーであり、国際認証をする会社の社長である山口真奈美さんのお話を聞くことが目的。「国際認証とSDGs(持続可能な開発目標)~サステナブルな暮らしを支える認証とSDGs~」というテーマのお話です。
「国際認証?SDGs?」とよくわからない単語が続いていますが、、
ここでいう国際認証とは、商品につく認証マークのことです。例えば有機JASマークは比較的有名なマークだと思いますが、有機栽培された農産物で、有機JAS規格の条件を満たしている商品に付けられるマークのことです。オーガニック製品として販売するためには、有機JAS認証を受けなければなりません。
他にも、水産物に付けられる「MSCマーク(海のエコラベル)」や森林資源の保護が目的の「SFCマーク」などがあります。
生産過程や流通過程が、倫理的に、正しく行われているかがチェックされ、基準を満たせば「認証マーク」が与えられます。違法な伐採や労働が行われていないか、厳しく審査されます。
一方で、国連が2015年9月に採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」は、経済・社会・環境に張り巡らされた、開発目標のことです。飢餓をなくすこと、すべての子どもに教育を、気候変動や防災まで盛り込まれています。全部で17の項目に分けられ、それに付随し169のターゲットを定めています。
参考:http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
SDGsの12項目目には「つくる責任、つかう責任」とあります。「倫理的な消費をすることで、地球環境を守っていこう。企業も倫理的に生産しよう。」と掲げたものです。
そんなことを急に言われても、どうしたらいいか、私たちにはよくわからないのが正直なところです。そんなときに、上記した「認証マーク」を知るところから始めよう、という考えが1つにあります。このマークがついている商品を買うことで、ちょっと地球環境に貢献していることになる、ということです。
お話をされた川廷さんですが、博報堂に入社してから広告一筋だった川廷さん。2005年あたりから、環境を配慮した内容の仕事を受け持ち、そこからソーシャルな課題に取り組むようになりました。お仕事を通して課題先進国と言われる日本を見つめてきたといいます。しかし、そんな日本だからこそSDGsを有効活用できるのではと考えています。
SDGsといえばピコ太郎も普及活動をしているんです。新しいものに、新しい話題の人がまさにペンとパイナポーのように合体するのだなぁと思っていたのですが、なんと川廷さん曰く、ピコ太郎はボランティアで行っていたようです。制作したavexもボランティア。素敵です。
ピコ太郎も頑張っていますが、、ところで。
私たちの持っているもの使っているもの、食べているもの、どこでどうやってここまで来たのか、考えないことが当たり前になっていると思います。そういえば、この机はどこの山の木から作られたの?この魚はどうやってこの食卓まで来たの?少し想像してみることが、大切だとお二人はいいます。もしかしたら、違法な森林伐採をされた木から作られた机を使っているかもしれません。テレビでひどい森林伐採を見て「なんてことだ」と思っていても、その木を使っていたらショックですよね。「SFCマーク」のついた机であれば、そのようなショックは受けないで済みます。
「認証マーク」はSDGsの12項目目の具体的な取り組み方の一つとして位置づけられています。SDGsに基づく考えを企業が取り入れることは、経済や環境などと密接にかかわっている企業にとっては、今後の方向性を定めることにつながります。株主もESG投資といわれる、CSRに力を入れている企業に投資をするという傾向になっています。こういった一連の流れは、消費者の倫理的な消費を促すこととなり、ゆくゆくは持続可能な社会へとつながっていくという相乗効果が期待できます😊
万能で素敵すぎるマークに思えますが、認証にお金がかかったり、認証ビジネスなるものがあるなどの課題もあります。今後、今以上に認証マークが普及していくのなら、取り組まなければならない課題です。また、生産者から見ても本当にエシカル(倫理的)なのか?という視点も大事です。
山口さんは、すべて企業が持続可能性を意識し生産するようになれば、認証マークもいらなくなり、そのような社会が理想だといいます。川廷さんも、認証マークを使うことがすべての解決ではないと仰っていました。ただ、認証の意味、ないし「何について責任を果たしているのか」という商品製造の背景を想像することが、大切だといいます。
実はSDGs、2030年までが目標なのです。あと13年。。
でも、SDGsに日本社会全体が取り組んでいる流れがあります。2030年に目標が達成されるかどうかはともかく、足並みそろえてゴールに向かってスタートをきったことが意義のあることですよね。
2020年の東京オリンピック開催についてのお話も、今日さかんに出てきました。海外の人たちがたくさん来ても恥ずかしくない日本をアピールしたい。そこに「持続可能な取り組み」が位置づけられていることも、地球にとって、そして長い目で見たら日本にとって、ハッピーなことですよね!(^^)!
家にあるもの食べるもの買うもの、認証マークがついてもいいようなものにぜんぶしたいなあと、思ってしまいました。可能なのでしょうか。逆にお金がかかったり…?いかに生産者とその流通過程から離れた生活をしているのかを、思い知らされました。これからは想像力を少し膨らませてお買い物を楽しみたいと思います。
「『My SDGs』を作って取り組んでほしい」と川廷さんは締めくくりました。まず自分のできるところから、始めてみたいです。